COMMUNICATEおおざと通信

おおざと通信 12月号

健康新聞 12月号

感染性胃腸炎
師走に入り一段と寒さが厳しくなりましたがいかがお過ごしでしょうか。
あと少しで2019年も終わろうとしています。
年末に向けてあれこれと忙しくバタバタしているのではないしょうか。
この時期は、胃腸炎が流行し海部郡でも胃腸炎注意報が出ています。
来年もいい年が迎えられるように普段から健康に気をつけましょう!

 

              感染性胃腸炎とは❔
なんらかの微生物が原因となって引き起こされる腸の病気ウイルス性胃腸炎
感染性胃腸炎のなかでもっとも多い
病原体としては主にノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルスの3つが多い
そのほか、アストロウイルス・コロナウイルス・コクサッキーウイルスなど
細菌性腸炎
病原菌として、病原性大腸菌・サルモネラ菌・カンピロバクター・エルシニアなど
小児でもしばしば発症がみられる

               症状❔
ノロウイルス
1〜2日の潜伏期間を経て激しいおう吐、下痢の症状で発症2〜3日は強い症状が続きますが、その後、速やかに症状が改善することが多い。
ロタウイルス
初期に39度台の高熱が出ることが多く、おう吐は1〜3日で治まりますが1週間ほどひどい下痢が
続くことが多い特徴。
アデノウイルス
下痢や腹痛が主な症状で、発熱やおう吐は目立たない。症状が下痢だけのケースもある。
下痢は1週間程度継続。季節を問わず発症がみられる。

  

ノロウイルス           ロタウイルス              アデノウィルス
原因❔
病原体が付着したものや手などに接触することで起こる接触感染
感染源から直接伝染する直接接触感染(胃腸炎の患者さんに直接触れたりして感染した場合など)と、病原体がなにかを介して伝染する間接接触感染(胃腸炎の患者さんが使用したタオルやコップを介し
て感染する場合など)
予防策❔
脱水予防
下痢やおう吐が続く場合、体内の必要な電解質や水分が不足しがちであるため、糖分や塩分などを含
む水分を摂取
対症療法
腹痛や吐き気などに対しては、それぞれ痛み止めや吐き気止めなどといった薬で治療
下痢・おう吐などの症状が出ている間は、必要最低限の水分のみ摂取し、安静にする
症状が治まってきたら、無理のない食事摂取や水分摂取をする

食べ物編
消化のよい食べ物           避けた方がいい食べ物

おもゆ(重湯)、おかゆ       柑橘類のジュースや炭酸飲料
すりおろしリンゴ          コーヒーなどの刺激物
よく煮込んだうどん         牛乳などの乳製品
味噌汁               アルコール
野菜スープ             菓子類
アイスクリーム  繊維質に富む野菜、きのこ、こんにゃく、海草

おおざと薬局